ニンゲン釣りゲーム

「脇田……」

大和がふらつきながら、しゃがみ、康晴の口の上にそっと手をあてる。

「息をしてない……。脇田、どんな思いで自殺なんかしたんだろうな……。真面目な奴だったから、いくら正当防衛とはいえ、千賀を殺してしまったことに耐えられなかったのか……」

大和が鼻をすすりながら、そっと手を合わせる。その目にはうっすらと涙が光っていた。

楓も変わり果てた姿となった康晴に、目を閉じて手を合わせた。