ニンゲン釣りゲーム

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アメをゆっくりと舐め終えた歩が、中央へ戻ると、昴が腹から血を流して死んでおり、さらに化粧をしたように血を顔につけた友太が、わき腹にヤリが貫通した状態で倒れていた。

期待していた通りに絶望的で愉快な状況になっていたので、歩は密かにわくわくしていた。
もちろん顔には出さないようにして。

アメで糖分を摂取して、少しだけ空腹が和らいだ歩は、これからどうなっていくのか、一歩後ろから見学させてもらうことにした。

ひーっひーっ、と呼吸を乱しながら笑う和也の胸ぐらを、優がぐいっとつかんだ。