ニンゲン釣りゲーム

康晴の両手の震えが止まり、いつも溢れんばかりの光に満ちていたその瞳が急速にくもっていく。

和也の心ない言葉が、康晴を良心という名の崖っぷちから、突き落としてしまったのだ。

「ウアアアアアーッ」

康晴は頭をぐしゃぐしゃにかきむしって、走り去ってしまった。

その姿を見て、いっそう和也の笑い声が大きくなる。
どうして、和也は、こんなひどい態度を取ったのか楓には理解できなかったが、今はそんなことを考えている場合ではない。