ニンゲン釣りゲーム

「おれは、生けにえになんてならねえからな!」

血で化粧をした友太が吠えるように叫ぶ。

――生けにえ? なんのことだか楓たちには、さっぱりわからない。

しかし、友太は両手に木のヤリを持ち、ぶんぶんとめちゃくちゃに振り回してきた。

一葉やひとみたち目がけて、イノシシのように突進していく。

「いやーっ」

一葉たちはクモの子を散らしたように、逃げる。