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くくくっ、と歩は口の端から、こらえきれず笑い声をもらす。
しかし、面白い展開になってきたものだ。
康晴たちの派閥内で争いが起きるように、どんな種類の火種を投げ込んでやろうかと思案していると、桃香が突然告白してきたのだ。
好きや嫌いという感情に興味がない歩は、桃香の気持ちはどうでも良かったので、利用させてもらうことにした。
隣にいた楓が好きだった、と適当なウソをついておいたが、桃香のあの様子だと、楓と仲たがいをするに違いない。
さーて、もっと大きな火種を用意しに行かないと。
歩は制服の裏ポケットから、非常用のチョコをひとつ取り出し、包み紙を外し、口に放り込んだ。
くくくっ、と歩は口の端から、こらえきれず笑い声をもらす。
しかし、面白い展開になってきたものだ。
康晴たちの派閥内で争いが起きるように、どんな種類の火種を投げ込んでやろうかと思案していると、桃香が突然告白してきたのだ。
好きや嫌いという感情に興味がない歩は、桃香の気持ちはどうでも良かったので、利用させてもらうことにした。
隣にいた楓が好きだった、と適当なウソをついておいたが、桃香のあの様子だと、楓と仲たがいをするに違いない。
さーて、もっと大きな火種を用意しに行かないと。
歩は制服の裏ポケットから、非常用のチョコをひとつ取り出し、包み紙を外し、口に放り込んだ。

