ニンゲン釣りゲーム

桃香が楓の手を、引っぱり、歩の元へと歩き出す。
楓はなすがまま、ついていった。

「千賀くんのことが心配だな」

歩は、昴にそう話している。

「歩くん、ちょっといい?」

桃香が意を決した表情で、話しかける。

「長谷川さん、どうしたんだい?」歩が、顔をあげた。

「桃香、ずっと歩くんのことが好きでした。歩くんのすべてが好きです。桃香と付き合ってください」

桃香は、一気に告白すると、手を伸ばした。