ニンゲン釣りゲーム

みんなケガもなかったようだが、辺り一面木のヤリだらけで、足の踏み場もない。

「これ、なんなんだろうな……」

大和が地面に突き刺さっていた木のヤリを一本ぬく。
高斗たちも、ヤリを手にしており、「案外軽いんだな」「刺さったらやばそうだな」と感想を言い合っていた。

楓は奈緒を下敷きにするように、ふせていたことに気付き、慌てて立ちあがった。

「翔太!」と奈緒がすぐさま元の場所へ走る。
幸いというべきか、翔太の遺体には木のヤリは突き刺さっていなかった。