ニンゲン釣りゲーム


「みんな、ふせろ!」

大和が叫び、みんな慌てて頭を守るようにして、地面にふせた。

奈緒を見ると、ぼんやりとしたままで、この騒ぎにまるで気付いていない。
状況を説明する時間がなかったので、楓は奈緒に体当たりをして、無理やりふせさせた。

ドスッ、ドスドスドスッ――。

ヤリが地面に突き刺さる音が、立て続けにする。
もし、あれが身体のどこかに突き刺さったら――考えただけで、楓は震えが止まらなかった。

「これも実験のひとつに違いない! きっと参加人数を減らすつもりなんだ!」

誰かの叫び声がして、楓の恐怖はさらに加速した。
心と身体を休める暇さえ、与えてくれないなんて、主催者は本当の悪魔に違いない。