ニンゲン釣りゲーム

桃香はハッとしたように首をふった。

「あんなこと言うクズって、川本くんたちも思ってるんだろうけど、確かにひどいよね」

いつもの桃香だったので、楓はホッとした。

「楓ちゃん、桃香たちは絶対に離れないよね?」

桃香が小さな手で握りしめてくる。

「もちろんよ」と楓は力強く、その手を握り返した。

――楓の後ろに立っていた大和がそのやり取りを、じっと見ていた。