ニンゲン釣りゲーム

友里たちは、さっと雅の後ろに隠れた。

「わかんねえなら、イチから説明してやるよ。おれはお前らとは違うんだよ! 生まれも育ちも庶民のお前らとは格が違うってこと。もし、おれが死んだら、親父の会社を継げなくなるから、日本経済にとってマイナスになるんだよ! わかったかっ?」

友太は自信満々にそう言いきった。

ようするに、自分は特別だと言いたいらしいが、はたから聞いていると不愉快極まりない自分勝手な説明だった。

「なに、あの言い方」と桃香が、ほほをふくらませる。

「誰も文句ねえだろ? まあ、聞く必要もねえか。庶民のお前らには――」

「――ふざけんなよ!」