ニンゲン釣りゲーム

他の男子たちも次々と上半身裸になっていった。
しかし、歩だけは制服を脱がず、うでまくりすらしていなかった。

女子たちは、最初はためらっていたが、意識がもうろうとしそうなこの暑さに耐えられず、長袖のシャツを脱いだ。
さすがに、男子のように上半身裸にはなれないので、キャミソールなどは着ていた。

タンクトップ1枚になった楓は、少し涼しくなった気がした。
それにしても、のどが渇いてたまらない。
楓は、のどの渇きを紛らわそうとつばをのむ。しかし、のどが痛いだけだった。

「いてえよ……なんとかしてくれよ……」

壁際に横たわった昴の痛々しいうめき声が聞こえてくる。