ニンゲン釣りゲーム

鐘の音がすると、糸が垂れてくるが、何人もつかまることはできない。

これだけがわかっていることだが、どれもまったく意味がわからず、ますます謎は深まるばかりだ。

「あーっ、もう! 暑過ぎてやってらんねえよ」

大和が汗を飛ばしながら頭をかきむしり、制服の上着とシャツを脱いで、上半身裸になった。

長袖のシャツを雑巾のように絞ると、ポタポタと汗の雫が落ちた。

「あーあ、これが水だったらな……」と大和が肩を落とす。