ニンゲン釣りゲーム

しかし、右うでがあり得ない方向にボキリと曲がっており、骨折したことは一目瞭然だった。

「いてーよ、いてーよ……」

昴は額に汗をにじませながら、倒れたまま泣いていた。外からはわからないが、落ちた衝撃で、アバラなども骨折しているのかもしれない。

「湯本くん、しっかりするんだ」

駆けつけた歩が昴の脇に手を入れ、ずるずると引きずり、地獄絵図と化した場所から、引き離してやっている。

「どういうことだよっ、あの糸につかまれば助かるんじゃねえのかよ!?」

友太が、キーキーと騒ぎたてていた。