「うわわっ」と巧がおどろいた拍子に糸から手を離す。
糸はまるで風にでも吹かれているかのように、ゆらゆらと左右に揺れていた。
「なんなんだよ、この糸は……」
巧がうわずった声をあげる。
「――もしかして、その糸につかまれば、ここから脱出できるんじゃないのか?」
――誰かの声がして、糸のそばにいたみんなの顔色がすぐさま変わった。
一瞬の沈黙の後、楓があっと言うより早く、2本の糸に桜子や巧がわっと群がった。
糸はまるで風にでも吹かれているかのように、ゆらゆらと左右に揺れていた。
「なんなんだよ、この糸は……」
巧がうわずった声をあげる。
「――もしかして、その糸につかまれば、ここから脱出できるんじゃないのか?」
――誰かの声がして、糸のそばにいたみんなの顔色がすぐさま変わった。
一瞬の沈黙の後、楓があっと言うより早く、2本の糸に桜子や巧がわっと群がった。

