ニンゲン釣りゲーム

「みんな、すんでのところで避けたから無事だ」

はあ、と大和は、ため息をもらした。

友太は不機嫌そうな顔で立ちあがると、尻についたワラをはたいた。
高斗たちは、まだショックが大きいようで、座ったままだ。

「そんなことより、出口はあったのかよ?」

友太が、楓たちの顔を順番に、にらむように見て行く。

「それが……」と大和は楓をちらりと見てきた。
楓も、先ほど見てきたことを、どう説明すればいいのかわからない。

「ぼくが今から説明する」と歩が、中央に立った。