ニンゲン釣りゲーム

大和がハッとした顔をする。

「みんなのいる方向だ! また岩石が落ちたに違いない」

一目散に走りだした大和の背中を、楓と歩が必死に追いかける。

息を切らして、辿りつくと予想通り、白っぽい岩石がもうひとつ増えていた。おまけに、有川をつぶした岩石よりも一回り大きい。

楓は、とっさに岩石の下を確認したが、誰もつぶされていないようだったので、ほっとした。

「もうこんな所イヤよ!」

一葉たちのグループの女子が、声をあげて泣いている。