「それ……貸して……」
楓は、震える両手を差し出す。歩が赤い布を渡してくれた。
楓は、ごわついた赤い布をおそるおそる広げる。
赤い布――それはボロボロになったワンピースだった。
さらに胸元には、すりきれているがかわいらしい白いうさぎがプリントされている。
見間違いじゃない、やっぱりうさぎだった――。
スゥッと全身の血液が冷たくなり、目の前が真っ暗になりそうな感覚が楓を襲う。
「おい、しっかりしろよ」
楓は、震える両手を差し出す。歩が赤い布を渡してくれた。
楓は、ごわついた赤い布をおそるおそる広げる。
赤い布――それはボロボロになったワンピースだった。
さらに胸元には、すりきれているがかわいらしい白いうさぎがプリントされている。
見間違いじゃない、やっぱりうさぎだった――。
スゥッと全身の血液が冷たくなり、目の前が真っ暗になりそうな感覚が楓を襲う。
「おい、しっかりしろよ」

