ニンゲン釣りゲーム

「――助けてくださーい!!」

ハッとして、顔をあげると、友太が指揮をとり、高斗たちが上に向かって叫んでいた。

「あれ、なんかやばくない?」と雅が顔をしかめる。

「うん、さっきもああやって有川先生があんなことになったし……」とひそひそと話している。

高斗たちも、こんな時でも友太の言うことをきいている。
なんとも思わないの? と彩乃は心の中で問いかけながら、汗を垂れ流して叫ぶ高斗たちを見つめていた。