ニンゲン釣りゲーム

「てゆーかさ、彩乃はブスだから、インタビューされてもモザイクかかっちゃうよ。顔が茶の間向けじゃないから」

雅がせせら笑うと、ぷっ、と由美と真紀がふきだした。

その瞬間、彩乃の身体を流れる血液が、すうっと冷たくなった。

――こんな時まで、私はバカにされないといけないの?
私だって怖いのに、辛いのに……みんなと同じ気持ちなのに、なんで私だけ……。

そんな思いで、胸がはちきれそうになる。

――せめて、こんな時ぐらいは普通の扱いにしてよ。

「彩乃?」と雅がのぞきこんでくる。