ニンゲン釣りゲーム

そんな言い方ないだろう、と高斗は思ったが、口に出すとさらに蹴りが飛んできそうだったので、黙っていた。

「くっそぉ、ケータイさえ使えれば、親父に頼めばヘリですぐ救助が来るのに……」

友太はその場に座りこむと、使い物にならないスマホの画面を、にらみつけていた。

「ねえ、友太くん」

すると、桜子たちのグループが、やって来た。

「なんとかならないの? 暑くて死んじゃいそう」

春奈が、ボタンからのぞいた胸元をハンカチでぬぐう。