ニンゲン釣りゲーム

トンと朱莉が頭を寄せてくる。
朱莉の頭から汗とシャンプーの入り混じった匂いがして、ちさとはそれを鼻いっぱいに吸い込んだ。

――やっぱり、朱莉には私しかいない。
私には朱莉しかいないから……。

ちさとは、そんなことを思いながら、朱莉の頭をなでていた。