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出口を探しに行った楓たちの背中を桃香は、黙って見送った。
「楓ちゃん、大丈夫かな。女子ひとりで……」
奈緒が、不安そうな声をあげる。
「おれが、代わりに行けば良かったな」
翔太が、不甲斐なさそうにつぶやく。すぐさま奈緒が、翔太の手を握りしめた。
「だめよ、翔太! 私をひとりにしないって約束したじゃない」
「ああ、そうだな。奈緒を絶対ひとりにしないから」
ふたりだけの世界に入りこんでいるのを桃香は、横目で見ながら、先ほどのことを思い出す。
出口を探しに行った楓たちの背中を桃香は、黙って見送った。
「楓ちゃん、大丈夫かな。女子ひとりで……」
奈緒が、不安そうな声をあげる。
「おれが、代わりに行けば良かったな」
翔太が、不甲斐なさそうにつぶやく。すぐさま奈緒が、翔太の手を握りしめた。
「だめよ、翔太! 私をひとりにしないって約束したじゃない」
「ああ、そうだな。奈緒を絶対ひとりにしないから」
ふたりだけの世界に入りこんでいるのを桃香は、横目で見ながら、先ほどのことを思い出す。

