ニンゲン釣りゲーム

しかし、上を見ようにも、あまりのまぶしさで目を開けていられない。
とりあえず、みんないっせいに立ちあがり、岩石が落ちてきてもすぐに逃げられるような体制を取り、押し黙っていた。

長い沈黙を破ったのは、意外にも歩だった。

「みんな、ぼくは今から出口がないか探しに行こうと思う! 誰か一緒に来てくれる人はいるかい?」

歩の呼びかけに、みんな視線を落とす。

無理もない。ここがどこだかよくわからないのに、進んで手をあげる人はなかなかいないだろう。