ニンゲン釣りゲーム

楓は、じょじょに目を開けて、強烈な光に慣らしていく。

辺りは明るくなっており、クラスメイトたちの姿が見えた。

わーっ、と声があがり、みんな仲の良い友人たちの元へ駆け寄ると、手を取り合った。

「楓ちゃーん!」

涙目で走ってきた桃香と、楓は抱き合う。

「なにが起きてるの? 桃香怖いよ……」

桃香が小さな身体で震えている。

「大丈夫だよ、すぐに助けが来るから。有川先生もそう言ってたでしょ」

楓も不安でたまらなかったが、そう励ました。