パズル~その本を読んではいけない~



「・・・・・」


「私、ずっと春樹に頼りっぱなしだったね、ごめんね。

わかってるよ・・・・・自分が不甲斐ないってこと。

もっと、自立しないとだよね。


ごめんね、ずっと無理させて」


春樹を止められるかなんて、自分にはわからない。


だからこそ今、自分にできることを精一杯することが、桃菜がすべきこと。


過去を振り返るくらいなら、今、そしてこの先を見据えること。


「俺…………俺…………」


春樹の肩から力が抜けていくのが桃菜にもわかった。


それと同時に、自分の中から何かが抜け落ちそうな感覚に、桃菜は陥った。


(よかった……これで、春樹は元通りに……)


その直後、桃菜は春樹にもたれかかるようにして意識を失った。