パズル~その本を読んではいけない~




春樹はようやく手を下ろしてくれて、桃菜
はふぅ・・・と息をついた。


「春樹・・・・・?」


春樹は何も喋らず、ただ黙って俯いており、桃菜は戸惑いつつも春樹の名前を読んだ。


「俺は・・・・・無知だ」


「何言ってんの・・・・?
春樹、なんでも知ってるじゃん・・・」


「知らねぇよ!俺は!何も!」


春樹は頭を抱えて悲痛な声で叫んだ。


(なんでまた・・・・こんなになるまで溜め込んで!)


「このゲームのことだって、俺は何も知らない!
先輩だって理解してるはずないだろ!?
なんで俺等はこんなゲームをやらされてるんだ?
なんでパズルのピースを探す?
なんでアイテムを探して敵と闘うんだ?
わからないだろ?


わかるはずがないんだよ!!」