パズル~その本を読んではいけない~



春樹は1度小さくため息をつく。


「しかたない。ひとまずこれは持ち物に登録しておいて、あとで考えよう。」


ピピッ、とマイページを開き、古びた本を持ち物へと登録する。


「さすが春樹!グッジョブ!」


桃菜はグッと親指を立てて「さすが!」と言った。


「いや、これくらい普通だろ」


「えーでもわたしには無理だよ」


「それは桃菜がバカなだけ」


桃菜は頬をぷくぅと膨らませ、春樹に目で講義をするが、春樹はそれを見事スルーした。










永遠に続くかとも思える暗闇の中、春樹は微かに恐怖を感じていた。


先程の春樹にしか見えない女。あれはおそらく敵だろう。


HPも減少していた、とすると、回復アイテムを探すことが最優先である。