でも………よく見るとそこまで怖くないかもしれない。
見たときは反射的に目を逸らしたけど、落ち着いて見てみると二次元だ。三次元じゃない。
あたしは?マークばかりのリストを順番に見て行く。
するとようやく?マーク以外の表示を見つけた。
それは………ベレー帽にこうもりの羽がついているもので、先ほど麻耶が被っていたものと全く同じものだった。
【悪魔の卵】とそこには表示されていた。
その文字に指で触れると、詳細が映し出された。
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*悪魔の卵*
ベレー帽の形状をしている。
血のように赤黒い色でこうもりに似た羽が根付いている。
被った者の理性を崩し、欲望のみを頭の中に残す。
一度根付くと自らの意思では頭の上から離れない。
しかし、被った者を本気で、本心で助けたいと思った場合のみ、被った者の心に入り込むチャンスを得る。
被った者は狂い、欲望を吐き出すとともに人を殺そうとする。
消滅させることができると、アイテムが獲得できる。
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……………これは。
麻耶が狂い、あたしが麻耶に殺されかけたのは、そういうことだったのか。
でもどうして麻耶の頭の上にそれが現れたのかはよくわからない。
推測すると、心に闇があり黒く濁っている者に現れると踏む。
つまり、それほどまでに麻耶は悩んでいたということになる。



