「ゆ、り……………あり、がと………」
麻耶はゆっくりと、その潤んだ瞳を静かに閉ざした。
そして、そっとあたしに寄りかかると、麻耶は意識を手放し、やがて規則正しい息遣いが聞こえてきた。
*
その直後のことだった。
帽子が消えた光の粒から、何か物体が浮き出ていた。
これは………もしかして。
手にとってみると、それは木の板だということがわかる。
木の板……………となれば、考えられるのは【ピース】のみ。
まさか、こんなところで見つけられるなんて、思ってもみなかった。
あたしはそれを手に取り、書いてある文字を確認した。
【川】
彫刻刀で掘られた“それ”はとても歪な形で、読み取るのに少しばかり苦労した。
「これで3つ、か。先長いな。」
あたしはマイページを開き、今見つけた【川】というキーワードを登録した。
マイページの左下。あたしはとある違和感に気づいた。
「なにこれ……“コレクション”?」
今まではなかった“コレクション”というアイコンが、マイページに追加されていた。
それは何のコレクションなのかと少し疑問に思ったけど、とりあえず開いてみることにした。
アイコンをタッチすると画面が切り替わり、その背景は徐々に血の色に染まっていく。
なにこれ………血がすごいリアル。
それはとても不気味で、思わず目を逸らしたくもなる。



