「もしもし、美玖?」


『あ、裕美子?久しぶり」


「ひさしぶりって…昨日メールくれたじゃん」


『あはは。

いやいや、でもこうして話すのは久しぶりじゃない?』


「夏休み入って、まだちょっとしか経ってないよ」


『あ、そうだっけ?ま、いいや。


あ、そうそう!明日の集合時間なんだけど、9時じゃなくて10時にしてくれない?』


「うん、いいけど…どうして?」


『実は~どうしてもバイトで9時は無理っぽいの』


「ああ、そうなんだ。


って、美玖ってバイトしてたの!?」


『夏休みの間だけね。


そうそう、それでバイトの先輩が変な事言ってたんだけど……』


「変な事……?」


『そう。


明日、屋敷に行くじゃない?


そこの屋敷…本物らしくて』


「本物って……どういう事???」


『マジで…出るらしいよ』


「ええっ!?」