家についてから、
20分ほど経過したころ。
あのあとどうなったのかを知りたくなって、俺は隣のひなたの家に向かった。
家をでると、ちょうどランドセルを背負っているひなたに会った。
「ひな…!!?」
でも、俺はそのひなたの姿を見て絶句をした。
「あ…しゅうへ、い…」
ひなたの顔が、赤く腫れている。
よく見ると、身体にも所々傷がついていた。
話を聞く前にとりあえず俺の家の中に入れる。
「ひなた……
いったいどうしたんだよ……」
部屋に入ってベッドの上に座ると、
俺はひなたの目を見ながら言う。
でも、それはそらされてしまった。
「…言えよ。」
そう言っても、首を振るばかりでなかなか言おうとはしてくれない。
いつもなら、
なにかあると
「修平、あのね!!!」
って、ニコニコしながら俺のところに走ってくるのに。
絶対に、おかしいと思った。

