周りからは「頑張れ!!」なんて声も聞こえちゃう。





ほんとに、ダメダメな奥さんだ。





指輪の交換。




「手、だして。」




そっと左手を前に出すと、

ダイヤの入った、綺麗な指輪が薬指にはめられた。




一緒に選んだその指輪ですら、

感動してしまう。








「それでは、誓いのキスを」






最後となったが、

そう声をかけられる。





修平は少しずつ私の方へ顔を近づけ…


目の前にきたところで、そっと目を閉じる。





私、幸せだよ。


修平と結婚できて、幸せすぎるくらいだよ。




私は、なにがなんでも誓いをやぶったりしないいから。





『永遠に愛することを誓います____』








お互いの唇が触れ合ったとき



私の頬を一筋の涙が伝っていった。









fin