「たくー、たーくーみー」 うるさいな。 「おーい、おーいってば…あ」 なんなんだよ。まじうっせー、耳元で叫ぶなって。 バコッ 「ってぇ!!!!」 頭を何かで叩かれた痛みで、思わず飛び起きると目の前には坂口センセー。四角い顔ーでまん丸くは絶対にならない。 前の席の溝端が、やれやれと頭を抱えている。