絶対零度の鍵




「いいもの、見せてあげる」



「いいもの?」



僕の言葉に、右京はうんと頷いた。



「だから、ちょっと付いて来て?」



そう言うと、右京は僕の返事を待たずにスタスタと歩き出す。



「え。ちょっ…」



こうなったら、右京は僕が何を言っても聞かないし、行かないと言ったって連れてくだろう。



まぁ、いっか。


別段、疲れは感じていなかった。


いや、身体はきっと疲れているんだろうけど。


テンションが変になってるっていうのかな。



とにかく寝れるような精神状態ではなさそうだったから。