イチゴミルク *





* * * * * *



その日の昼放課、あたしは自販機でイチゴミルクを買った。




はぁ。

何買ってるんだか、あたし。



ガコン、と音を立てて出てきた
見慣れた紙パックを持った。



惚れた弱味だよねえ、これ。


ひとりでウンウンと頷きながら、藤田くんの元へ。



周りを確認して、静かに扉を開ける。



真冬なのに、なんでこんな冷たいもの飲むんだろう。



「…また寝てるし」



耳にイヤホンをつけたまま。

壁にもたれてスースーと寝息を立てていた。



体育で疲れた?
普段動かない藤田くんがあんなに動いてたもんね。