えええ。

呆気に取られながら、ピンク色のパッケージのイチゴミルクを受け取る。



…無理だよ…。




「俺はリコ姉の残飯処理係じゃないから」



そう言い捨てて、リビングを出て行った。

…はあっ!!


反抗期……
反抗期だ!!!!

ついに弟の反抗期がきたのかあ!!!



でも。

「これはもう………」



手の中にある冷たいイチゴミルクを見つめる。



とりあえず一口飲むと、
オエッとなってしまった。



甘いよーーー甘いんだよーーーっ!!



やっぱ藤田くんって味覚おかしいんじゃないの。

そう思わずにはいられないんだけど。