それからオレはアメリカの爺ちゃんちに爺ちゃんと2人で暮らしてたけど、


1ヶ月前に爺ちゃんが死んだからここに戻ってきたっつーわけですよ」








全てを話し終わると杏はポロポロと涙を流していた








「杏。なんで泣いてんの??」








「…ごめんねッ…」








杏が謝る必要なくね?








「…気がつかなくてごめんねッ…」








「…」








「ひーくん。寂しかったんだよね??」








そんなこと…








「そんなことないよ」








爺ちゃんだっていたし、今では拓たちもいる








寂しいわけがない…








「淋しくないわけないじゃん


僕なんてママがいないだけで大泣きしたよ??


パパとママがいなくなって淋しくないわけは絶対ない」








…ママがいないだけ??








まさか!