ハイカロリーラヴァーズ


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 次の休み、青司が予備校に行くのを見送って、不動産へ出かけることにした。

 いつまでも青司の部屋に居るわけにもいかない。着替えや自分のもので細かいものは、源也が仕事に行ってる時間を見計らって、取りに行った。家具であたしが買ったものは本棚とラックぐらい。そんなもの、置いてきたって困らない。なにより、早く精算したかった。

 持ち出してきた荷物を、いったん青司の部屋に置かせて貰って……とても申し訳なかったんだけど。

「……狭くなったね……」

 ふたりで苦笑いをした。


 暑さに息切れをしながら、目的の不動産へ到着する。外に貼り出された物件ポスターを眺めて、入口へと向かう。

「いらっしゃいませ」

 駅前の、よくCMで聞く不動産屋。清潔そうな店内。ここで決められるならそうしたい。あちこち行くのも面倒なんだよね。良い部屋に出会えると良いんだけれど。

「お部屋お探しですか?」

 女性スタッフが出迎えてくれた。

「あ、はい。ええと、今日内覧できて、すぐ入居できるところを探しています」

「はい……ではお探ししますので、こちらの用紙を記入していただき……」

 良いところがあると良いな。そう願いつつ、用紙を記入した。現住所……実家でいいか。どうせ住所変わるんだし。

 出されたコーヒーに口を付けて、カウンターに置かれたリーフレットや掲示された物件を眺めたりしていると、スタッフが戻ってきた。

「お客様、ご予算内で今日これから内覧できるものですと、このへんですね。駐車場は必要ですか?」

「いいえ、いりません」

「では、こちらとこちら、あとはこのあたり」

 結構良さそうだなぁ。