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部屋に戻ると、青司がパソコンに向かってなにやら作業をしていた。
「あがった? ココア入れ直すよ」
「いいよこのままで。もう一杯飲みたいからおわかり貰うね」
髪をタオルドライしながら、ソファーに座った。
ココアの残りを飲み干して、キッチンへ行く。ケトルに水を足して電源を入れた。
「体、大丈夫?」
青司がパソコンから離れて、ソファーに座りながら言った。さっき沸かしたばかりだからだろう。お湯はすぐに沸いた。ココア粉末の入ったマグにお湯を注いだ。再び、甘い香りが立った。
「うん。大丈夫……」
傷だらけの顔で会った時は、さぞかし驚いただろう。
「華さん、こっち来て」
ココアをスプーンでかき混ぜていると、青司が手招きをした。熱いマグを持って、青司のもとへ行く。
隣に座ると、マグをあたしの手から取った。
「これ置いて……服、脱いで」
「え?」
「いいから」
脱げって……。どういうこと。
「……いや」
「見せてよ。黙っていられない」
「だって」
「脱がせる」



