精一杯の気持ちなんだろうなって分かる。分かるから愛おしい。
刻印の訳……私の愛すべてを、あなたに捧げます。笑っちゃう。愛おしくて、嬉しくて、笑いながら泣いちゃう。
ホテル前の交通量は多い。週末の街はひっきりなしに車が通っている。ヘッドライトに浮かぶ青司の顔。
「嫌だって言ったって、俺は離さないから。もうだめだよ」
青司はあたしの右手を取り、花模様のリングを薬指にはめてくれた。
「華は俺のものだから。いっぱい、いっぱい愛して、がんじがらめにしてあげる」
「……青司の愛って、ハイカロリーで太りそう」
背伸びして、首に絡みついて瞳を覗く。甘い甘いキスが降ってくる。



