廊下に出る。
苗の部屋から明かりがもれている。
アイツ…まさか。
ノックもせずにドアを開けた。
「やっぱりな」
苗はハッと、顔を上げた。
「寝てないのか」
「ね…ね…」
「寝てないよな」
机の上には、和訳したらしい文章があった。
苗が座っている椅子を苗ごと後ろへ引いた。
「あっ…」
苗を抱き上げて、ベッドに放り投げた。
「寝ろ」
苗が情けない顔で、見上げる。
メガネを外してやる。
口をとがらせて俺を見る。
「なんだよ?」
「…もうちょっと」
「『もうちょっと、もうちょっと』で、この時間だろ」
苗は目をつぶった。
でも不自然に力が入ってる。
「寝る気ないだろ」
苗の部屋から明かりがもれている。
アイツ…まさか。
ノックもせずにドアを開けた。
「やっぱりな」
苗はハッと、顔を上げた。
「寝てないのか」
「ね…ね…」
「寝てないよな」
机の上には、和訳したらしい文章があった。
苗が座っている椅子を苗ごと後ろへ引いた。
「あっ…」
苗を抱き上げて、ベッドに放り投げた。
「寝ろ」
苗が情けない顔で、見上げる。
メガネを外してやる。
口をとがらせて俺を見る。
「なんだよ?」
「…もうちょっと」
「『もうちょっと、もうちょっと』で、この時間だろ」
苗は目をつぶった。
でも不自然に力が入ってる。
「寝る気ないだろ」