言葉が出てこない。
信じてたものが、
砂になって崩れ落ちてゆく。
「どこに…行くんだよ」
「リーグブル共和国」
聞いたことはある。
世界中のエリートが集まる、ヨーロッパの……。
肩をつかんだ手に、力がこもる。
「…嫌だ」
かすれた声だった。
「なんで…そんな…」
抱き寄せたかった。
でも俺は約束している。
苗が自覚するまで、二度と同じ事はしないって。
「行くな」
苗の顔を見つめた。
「修士から留学すればいいだろ。学士なんてどこも一緒だって!」
本当にそうか?
苗は違う。
俺がズレてるんだ。
だけど…
「お前と離れて生きていけない」
息がうまく吸えずに、あえいだ。
全身が現実を拒否していた。
苗がいなくなる。
そして、
目を背けたくなる様な、
もう一つの現実が迫ってきていた。
信じてたものが、
砂になって崩れ落ちてゆく。
「どこに…行くんだよ」
「リーグブル共和国」
聞いたことはある。
世界中のエリートが集まる、ヨーロッパの……。
肩をつかんだ手に、力がこもる。
「…嫌だ」
かすれた声だった。
「なんで…そんな…」
抱き寄せたかった。
でも俺は約束している。
苗が自覚するまで、二度と同じ事はしないって。
「行くな」
苗の顔を見つめた。
「修士から留学すればいいだろ。学士なんてどこも一緒だって!」
本当にそうか?
苗は違う。
俺がズレてるんだ。
だけど…
「お前と離れて生きていけない」
息がうまく吸えずに、あえいだ。
全身が現実を拒否していた。
苗がいなくなる。
そして、
目を背けたくなる様な、
もう一つの現実が迫ってきていた。


