妖精が、昇と美紀を手助けしてくれるようになってから、
はや数ヶ月。

長女は、ぐずる回数が少しずつ減ってきたし、きゃっきゃっと花のように微笑むことが多くなってきた。
昇と美紀が、
長女の目をまっすぐ見つめながら
長女に微笑みかけると
長女も花のような微笑みを浮かべる。



この子が生まれてくれてよかった。


昇と美紀は心からそう思った。


ちなみに、妖精の手助けのおかげで
美紀と昇は、適度に息抜きやリフレッシュもできている。
例えば、美紀と昇が交代で数時間ずつ、近所の漫画喫茶やパチンコ、ゲームセンターに行く、など。