ミステリー

それから朋子は、元気で明るく陽気になったし、適度に自分の思いを言えるようなったし、暗い影は無くなった。


朋子は確実に
勇気を持てて強くなってた。

それを裏付ける証拠として。

とある日の合同体育で
男女混合の
サッカーした時。

朋子のクラスが2点差で惜しくも負けてしまった。


惜しくも負けたが
精一杯やったから、
なんかすっきりしてた朋子と
朋子のクラスの子達であった。
が。


隣のクラスの
板場雄希(いたばゆうき。
4つ下の弟の玄樹くんとふたり兄弟。)
が、彼のクラスの
中田純一に言った。
「純一、あいつに、さっき
ぶつかってごめん,て謝ったろ、
あの一ノ関に。
あいつにだったら謝らなくてよかったのに


他の子ならともかく一ノ関修子なら謝る必要ないのに!
あいつなら謝らなくてよかったな!
あんなやつ首つって死ねばいいんだよ
あんなやつ死んでも泣く奴いねーよ!
あんなやつなら謝る必要なかったなー!」
と言った。

そばにいた
板場と純一の共通の親友の、
山田裕太、小田切南が、苦笑いしたが、
そんな言い方は良くないだろと
友達を諭すことをしない。


一ノ関修子(いちのせきしゅうこ。)は、
普段は、
ぽぷら学級で授業をうけていて、
体育と音楽と図工の、時間だけ
他のみんなと一緒の授業を受けている。


朋子は、なぜこういう意地悪喋るんだろ,
と思った。
自分にいやなところがあるなら
言ってくれれば直すから、
直接言ってもらいたいのに。

自分に
いやなところがあるなら,
ふつうに言ってくれれば治すのに。



お前の点数下がったな、
くらいのいやみなら
ほどほどのことならば
まだスルーできるけど
(こないだ、テスト帰ってくる時
近くの席の,割とイケメンな兼平ゲンタと
葛城悟に、
そう言われて聞き流した。)
この,モラハラみたいな差別的なことを言われ悲しまないわけ絶対ないよ!



朋子は、ふつふつとかなしみとつらさ
痛みとが
無量大数の19922016乗年分湧き上がるのを感じ
涙目なってて
半泣きなっていた、
それで
板場のとこにあるいていった。