ミステリー

翌日から、安藤祐介は、
彼のクラスメートにいじめられ始めた。



廊下でクラスメートに指さされて
別のクラスの子たちや先輩または後輩に対し
「こいつ、道で排泄物を、しょんべを、
無量大数人分は出したんだよ、
こいつ汚物とバイキン製造機だよ」
と言いふらされた!


まさに一年前安藤が
朋子を指差し他のクラスの子に
こいつお漏らししたから汚いよ
といじめたぶんがそのまんま跳ね返った。




また別の日は
貴様は嫌われ者で人並みの人未満
嫌われ者の害虫未満と
クラス全員に取り囲まれて
そう貶められた。


クラスのメンバーのうち,
安藤を除く34人中一人も,安藤を庇ってくれる人がない。



安藤にとっては、
ギリギリの極限まで悲しすぎた、
まるで、厚さ0.00001ミリの
氷の上に、
今にも咳ひとつで
割れかねない氷の上にたってるような
それどころか
死刑囚の独房にいるような
そんな心地がした。
絶体絶命の危ない状態まで悲しみすぎて辛すぎた!!
しかし朋子のほうこそ彼にいじめられた時そうだったのだ、朋子を安藤が責めることはできまい、
安藤は朋子に対してはまったく責められない。

34対1では、どっちが強いかは
火を見るより明らかだ。



別の日は
クラス全員と、
他のクラスの子達にも取り囲まれて睨まれる!



「あたしたちはあんたなんかと違って普通に産んでもらったのよ?!
せっかく、せっかく普通に産んでもらえたのよ?

なんでてめーのせーでよー、
みんなと違う異常者のグループ、
嫌われ者のグループに、
入らねーとならねーんだよ!」




「そーだよー、てめーなんかと違ってよー!
せっかく俺らはな、
普通に産んでもらったんだぞ!?!

てめー1人のせいで
このクラスの全員がどんなストレス抱えてると思ってやがんだよ!」


と、これはクラスの人気者の一人
大森一希(おおもりかずき)。



「そーだよー!
おれら、いいめいわくだよ!
なんでてめー1人だけのせいで、
俺らまでが、
嫌われ者のグループに、
はいんねーとならねーんだよ
おれら、嫌われ者のてめーなんかとは
違うんだぞ!」
大森一希の3歳からの大親友の大塚龍平もひどく
キレている。
大塚龍平の御両親が、どちらも
高校教師で、大塚公平と大塚綾という。
(大塚公平先生が弘前大卒、
大塚綾先生が東京の大学卒)



「真由子、いまからでもクラス、変えてもらいたい!

安藤とだけはクラス、わけて、もらいたい!


真由子安藤のせーで、
無量大数年ぶんは
ストレス溜まってるわ!」

大塚龍平のガールフレンドの、
古松原真由子(こまつばらまゆこ)が
可愛い顔に怒りをたぎらせている!


クラス全員が安藤をにらみつける。



「それにあんた去年の春さ!

当時一年生の、洋子(ひろこ)ちゃんのこといじめたでしょー!

洋子ちゃんを待ち伏せて殴りつけていじめたじゃない!
洋子ちゃん泣いてたわよ可哀想すぎー!」

「まじ?ひろちゃんかわいそうー!」

「さいてー!
ひろちゃんかわいそう!
ひろちゃん、夜も1人で悲しく辛く
ないてたかもしんないわ!」

「ひろちゃんしくしくないてたかもしれないじゃないの!」


隣のクラスの
谷本歩子(あゆこ)、保坂由希子、
高良光(たからひかり)、加藤達子が、
般若と悪魔と鬼が、合計で
210020882076206420522040202820161992198019681956人
きても、般若と悪魔らの方が
小便もらして(?)逃げ帰るくらい
凄まじく恐ろしい睨み方、迫力と気迫とで
安藤を怒鳴りつける。