『学校は完全に公正で正しい公平な環境でなくてはならない、本当なら。


それに、好きなスターを応援するのも個人の自由であるし、
理想が高すぎるなんて責められるいわれはない。    


それと、確かに不満文句言いたいなら、口で言うのが一番、だが、
一対一ならまだ言えるが、 
一対一なら、まだしも、一人だけが多数から
体のことなど生まれ持ったもの馬鹿にされたら
余計、一人では対抗反論できぬ、 
その、身体的特徴のこと指摘されると
その選びようないこと指摘されると比較ならないくらい悲しみが深い
指摘されるの怖くて人と付き合えなくなり精神面が殺されかける
おふざけとか言い訳はできない
被害者が悲しみや無念抱えたら、ふざけでなく、いじめ、精神面の殺人となる!
ふざけ、いじりでなくいじめとなる、

一対一なら直接不満言えるけど
多数と1人では、一人の方弱いから。
その、おぬしからいじめられたひとも間違いがあったけど、お主と仲間らも、そのひとを死なせる手前だったから、お主らの罪も、軽くない


それに、
いじめられる辛さ悲しみ後悔に比べれば、
何かの理由でイライラするというのは、
とっても薄っぺらい。
いじめを正当化する理由など存在せぬ。


それに、その者は、いじめられてた時
夜は一睡もできず、翌日の昼間に眠くなったことがザラにある。大事な説明会の時とかに眠ってしまったのも、仕方ないことで、いじめられていて追い詰められてて絶体絶命だったから、その者を責めることはできぬ。
はたからみたら、だらしない失礼な人と誤解されてしまうかもしれぬが、
その者だけを責めることはできぬ。
その一睡も眠れない悲しみが、わかるのか?考えてみようと思わんかね?
その者の悲しみと辛さを、考えようって思わないのか?気の毒とか思わないのか?』
と、他の裁判官。


すると佐藤宰子は、
ものすごい不機嫌な顔になり、




床に、
強引に唾をはきかけ、


口調を変え、中指を立て、
瞬間湯沸かし器なみに真っ赤になり怒り出す。


『うるせーこのぼけなすが、うるっせーよ
しんじまえ!俺に指図すんな!しね!ぼけなすのちくしょーめが!俺に指図するならしんじまえ、ボケカスのこんちきしょーめ!俺が殺して地獄送ってやろーかこのしにぞこないのあんぽんたんのこんちきしょーのぼけなすめ!

んなん、いじめなんかじゃない、


言いがかりつけんな、
さっきから何のつもりだ。



百歩譲っていじめたとしてもよ、
いじめられる方に原因があるんだ、
いじめることで悪い面を直してやってる時もあるんだからよ、
いじめを全て悪いとは言えねーよ!』


『ではもし、
自分や自分の子供がいじめられても、
まったく同じこと言うのかね?』

裁判官の一人が聞く。


『うるせー、いじめられる方に問題があるんだよ
こんにゃろーのばかくそあほやろーのあほちきしょー!
そもそも、嫌われる原因作る方悪いんだよ』
と、宰子。(宰子と須藤とミサ、高橋、と
他のいじめ仲間ひとりは、
高校一年の時、クラスの近藤さんが乱暴な口の聞き方すると
非常識だわ!
そんな乱暴なこと普通女のひとは言わないよ
といったが
宰子達のいじめの方だって、
言うまでもなく問題。
宰子や須藤たちだって、男子がいる前で
スカート着用のひとにM字開脚を無理やりやらせ
インナーの柄みせろやと強制した!


すると裁判長と裁判官たちは顔を見合わせ、
呆れた顔になる。


『これは、罰を与える他、あるまい、
そうでないと自分がどれほど人として間違ってることをしたか到底分かるまい。』
と、裁判長。


『佐藤宰子に、
同じ罰を与える!

元の世界で、相応の罰を受けよ!


自分のしたことを反省できるまで、


いじめられる者の立場を
考えることが出来るようになるまで、



自分に騙されて陥れられたりした者がどのくらい悲しんでるかを、十分わかるようになるまで、



自分のしたいじめが
他人を、どれほど死ぬほど追いつめられたのか、

わかるまで!

自分にいじめられた者の悲しみがわかるかどうかとりあえず様子を、
見てみようぞ』


『そうですね、とりあえず様子見てみましょうか』


裁判長が言うと
佐藤宰子は次の瞬間目が覚めた。


アパートの自室の、ベッドの上だ!