「色気のねぇ頭。」 目の前に立つのは吉本くんなんかじゃなく、 私を睨む憎たらしい顔。 「は、はぎ……っ」 「髪くらいとかしてこい。」 し、しまった! 起きたまんまの頭&パジャマ! 「ば、バカ!バーカバーカ」 とっさに「バカ」しか悪口が出なくて、 バカだけ言ってドアを閉めた。 は、恥ずかしいっ もう~ その後、朝ごはんを急いで食べて、身支度をした。 お母さんに何度も「彼氏?」と聞かれたが無視をした。 あんなやつ、彼氏じゃない!!