「でもさ、私は君たちの想いの強さを信じてみたいよ。」



「想いの強さ……」




神様は私たちの背後を指差した。




「地上につながる障子だよ。

大切な記憶ってのはちょっとやそっとじゃ消えないもんさ。」




「私も!信じる!」





神様は私の頭を優しく撫でて笑った。