中に入ると私と唯斗以外はもう揃っていたようで、8足の靴が無造作に置いてあった。
靴を脱いで中に入ると、立派なドアの先にリビングがありそのソファーに全員座っていた。
うわ、何かめっちゃ睨まれております。
怖いなー。あんまりしかめっ面してるとシワができちゃうぞ☆
っと頭の中で考えたが、口に出したら命がない気がしたのでやめておいた。
そんなことを考えていると鋭い睨みを効かせてた人が突然低い声で
「出て行け」
と私に向かって言ってきた。
…は?
え、酷くないですか?
いきなり出て行けとはなんて失礼な!
「えー俺はいいと思うよー?女の子がいたほうが楽しそうだしー」
明るい雰囲気の人がそう言って「ねー?」と私を見てくる。
いや、そう言ってくれるのはとても嬉しいんだけど、どうすればいいのか…
オロオロしていると、また最初に出て行けと言った人がガンを飛ばしてくるので思わずビクッとしてしまう。
だって殺気が!あなたヤ○ザなんですか!?ってくらいの眼力ですよ!?
