The power

あ…先輩のヤツか。

「美化委員以外は入れないようにするため」

なんか…エリカちゃんの目が怖い。


「闘わなきゃいけないんだよ、私たち」

「な、なんで…」

「他の力を手に入れるため。その力の所持者を倒して、封印解除の呪文を唱えさせると…勝者に力が宿るんだよ。つまり、2つ以上持てるの」


「それは…大事なこと?」
「え?」

エリカちゃんは一瞬目を見開いた。

「だ…大事だよ。だけど海歌ちゃんは私の、………っ!!」


「どうしたの!?」



エリカちゃんがグラッとバランスを崩し…バッと顔をあげた。


「エリカ、ちゃん…め、目が…」

澄んだ青だった目が、真っ黒になっていた。


そして、



「ごめんね。この中にいる限り、もう誰も助けてくれないよ?」


薄く笑った。